"19世紀以後,先進諸国では機械製が多数派となり,表面をパイル織にしたブラッセル・カーペット,その輪奈(わな)を切り離し起毛状の形にしたウィルトン・カーペットが代表的。
日本の鍋島緞通などは綿製品である。
毛氈(もうせん)や,毛織物・布による敷物の総称。
絨緞とも。
その先端を切ってけば状に立毛し文様を織り出す。
今頃は繊維を機械で配列し留め剤で基布に付着させるものなども作られている。
一般に一反巻をカーペット,一枚ものをラッグあるいは緞通(だんつう)という。
生地となる経(たて)糸と緯(よこ)糸のほかに,別の色糸を用いて経糸に一目一目結びつける。
ほとんどが羊毛で作られるが,ペルシア絨毯のハイグレード品には絹が使われる。
古くから西アジアや中央アジアでは手織りの絨毯が作られてきた。
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